F1サウバーチームの小林可夢偉。
これまでの日本人にはない”粘り”がある。
リタイアしない強さも兼ね備えているが、表彰台に上がったらレーサーとして完成しそう。
毎年波乱の多いカナダGP。
今年は大雨による中断などもあり、例年に以上に大荒れ。
レース中断前は2位を走行していた小林だが、結果は7位。
上のチームに勝てるのは、今のF1では実力や運以上に”神様の悪戯”が必要だろう。
追い上げて優勝したバトンも優勝経験者。
表彰台以下も、ほとんど勝利したドライバーが占めている。
マシンのポテンシャルもそうだが、ライバル達も一筋縄では行かない。
ただ、可夢偉の速さは本物。
入賞やオーバーテイクは、普通の事になっている。
片山右京がティレルチームに留まり、ベネトン移籍が出来なかった事、更にそれ以上のオファーは無かった事を考えると、可夢偉は早期に強いチームに移籍しなければならない。
ザウバーで優勝するのもいいが、混乱の中での勝利が必死。
チャンスを掴んで欲しい。